2009-01-01から1年間の記事一覧

企画のコアを研ぎ澄ますこと

企画書はページ数の多いものよりも、A41枚くらいにまとめるべきという考え方に出会うことがあります。実際には書式が指定されていたり、RFPに書かれている内容がどうやっても1枚にはおさまらないケースが多いですが、この考え方は『企画書は1行』に書かれて…

『クロスイッチ』「クロスメディア」の意味と実用例について

単に一キャンペーンにおいて複数の媒体を組み合わせる「メディアミックス」とは違う、メディアをまたがって展開されるシナリオに接触することで、製品やブランドに対する強い興味や忠誠心を抱く体験をデザインする「クロスメディア」の本来の形を知るための…

『BCG流 成長へのイノベーション戦略』イノベーションから“ペイバック”を得るために

これまで様々な業態の企業のイノベーション成功事例、失敗事例に立会い、分析してきたボストンコンサルティンググループが、アイデアを計画期間内に実現されるキャッシュ──「ペイバック(payback)」に変えるためのマネジメントができているかという観点でイ…

『SAMURAI 佐藤可士和のつくり方』個人のブランディングについて

「アートディレクター」佐藤可士和さん個人のブランディング、PR、マネジメントについて、奥さんでありクリエイティブスタジオSAMURAI(サムライ)のマネージャーでもある佐藤悦子さんがケーススタディを交えながら解説しています。 本の出だしが、「ミケラ…

ジェネラルマーケティング/ダイレクトマーケティングいずれに特化するか

マーケティングは大きく分けてジェネラルマーケティングとダイレクトマーケティングの2種類があると言われます。企業の市場調査から商品開発、そして流通支援、小売店の店頭販売支援までの一連の流れの戦略立案と実施を担うのが前者のジェネラルマーケティン…

『買いたい空気のつくり方』セールスプロモーションの教科書

『買いたい空気のつくり方』は、電通内のセールスプロモーション専門集団が中心となって構成されている「電通S.P.A.T(Shoppers Promotin And Tactics)」のメンバーの方々がまとめた本で、まさにセールスプロモーションの教科書ともいうべき内容になってい…

「買い場」とは、「買うことを決意する場」だと仮定すると

「買い場」というと一般的には"株の買い時"といった意味でよく使われていますが、広告やSP(セールスプロモーション)の世界でも「売り場」と対比させる言葉として「買い場」という言葉が使われつつあります。昨年末に参加した「関西WEBマスター研究会」第一…

失敗談を含めて淡々と書かれた広告エッセイ

普通の広告関連本には載っていないようなエピソードも含めて、1980年代に大阪の広告代理店に勤めていた著者の個人的な経験談が淡々と綴られている本。仕事内容をカッコよく華やかに見せようという姿勢がほとんどないこともあって、中小規模の広告代理店での…

イメージングの繰り返しによって行う「段取り」

元同僚から借りた本ですが(だいぶ長期間借りていますが)、『仕事ができる人の「段取り」の技術』という本を紹介します。まずこの本全体の構成や章立て自体が、著者が伝えようと思っている内容についてよく整理され、「段取り」されたものになっていて、本…